2025年度入試 全学部一般選抜出題方針

国語

高等学校までの学習で、基本的な読解力・語彙力が身についているかをみる問題を出題します。日本語の文章の論理や論旨、表現の意図を的確に理解しているかを問うことに重点をおき、漢字やことばの意味、文学史などの基礎的な知識を問う問題も含みます。全問マークシート方式で、2題は現代文の共通問題、1題は選択問題(現代文・古文・漢文から1題)計3題で構成しています。
R方式では、複数の文章を対比して、読解力を見る問題を基本としています。特に論理的思考力を問います。

英語

文法・語彙・整序作文・会話表現・長文読解力をみる問題から構成されています。文法では基本的文法事項、語彙では一般的に必要とされる語彙力を問う問題を出題します。整序作文では正しい英文になるよう単語を並べ替え、会話表現では自然な会話になるよう適切な表現を空所に挿入します。長文読解力をみる問題では英文の内容を正確に把握できているかを確認します。どれも基本的英文構造が習得できていれば解答可能な内容です。
R方式では、思考力・理解力を重視し、文法・語彙を問う問題の他、複数パッセージの繋がりの理解を確認する問題も出題します。

数学

教科書の基礎知識を前提とした計算力や応用力(論理的思考能力)を問います。出題は、高等学校数学の数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A(ただし数学と人間活動を除く)・数学B(ただし数列のみ)・数学C(ただしベクトルのみ)の範囲です。特に、微分積分・場合の数と確率・データの分析は学部を問わず大学入学後の学修にも必要不可欠です。出題形式は、問題Ⅰ(基礎学力の有無) 、ll (思考カ・計算力の正確さ)、Ⅲ(応用分野での発想)の大区分で構成されます。
R方式では、教科書レベルの基礎知識を前提とした計算力と応用力を総合的に問う内容の出題を行います。

日本史

出題の基本方針は、日本史全般にわたる基礎的な知識を確認することにあります。従って、出題の範囲は、原始・古代から近・現代に至るまでの各時代を取り上げており、出題の内容も政治・経済・社会・文化など、幅広い分野にわたっています。教科書の基本的事項からの出題なので、決して難易度の高い問題ではありませんが、歴史的事象に関する理解度も問います。また、史料問題については、1問は出題することを基本にしています。
R方式では、出題の範囲は、原始・古代から近・現代に至るまでの各時代にわたっていますが、基本的に教科書の内容からの出題です。統一したテーマや特定の地域などを取り上げ、図表を用いる場合もあり、複数時代にまたがる出題をすることもあります。政治・社会・文化など、幅広い分野にわたります。

世界史

入学後の専門科目を学修・理解する上で、必要かつ十分な基礎学力が備わっているかを判定するため、特定の地域・時代・人物などのテーマ内容であっても、同時代の世界の出来事や影響も正しく理解できているかを問います。教科書を丹念に熟読して理解し、あわせて地図や年表を用いた学習ができていれば、対応ができる出題を心がけています。
R方式では、「思考」に重点を置いた内容にするため、関連する年表・地図・写真などを利用した出題傾向にあります。

地理

出題の基本方針は、高等学校(受験時)までの学習を通じて、日本や世界に関する地理的事象の基本的な知識や技能を身につけているかを確認することにあります。このため、教科書の基本的事項として、自然環境や資源と産業などの系統地理的内容や、世界に関する地誌的内容などが出題されます。また、地域調査に関する地形図の判読や、各種の主題図・統計資料の読み取りといった基本的な技能の習得を試す問題が含まれます。
R方式では、自然環境や資源と産業などの系統地理的内容や、世界に関する地誌的内容などが出題されます。また、地域調査に関する地形図の判読や、各種の主題図・統計資料の読み取りといった基本的な技能の習得を試す問題が含まれます。

政経

大問4問からなり、各大問では選挙制度、裁判制度、景気循環、国際収支など、特定のテーマが設定されます。具体的なテーマは試験日程ごとに異なり、教科書全体から選ばれます。各大問は、リード文の穴埋め問題と、関連した数個の設問から構成されるパターンが一般的です。これらの問題を通じ、基本的な用語、概念が理解できているか、それらをもとに的確な推論ができるか、といった点を確認します。計算問題や図表を読み解く問題が出題されることもあります。
R方式では、大問2問の出題となり、いずれも幅広い分野の知識、理解を問います。図表を使った問題などが多くなる傾向があります。

物理

高等学校の物理基礎の全範囲、および物理のうち「原子」を除く範囲から出題します。大問4問で構成され、それぞれ「さまざまな運動」「熱」「波」「電気と磁気」から出題するのが基本スタイルですが、複数の内容にまたがることもあります。基本的な概念や原理・法則の理解を問う問題が中心ですが、計算力や論理的思考力も問われます。なお、3月試験では一部記述式の出題を含みます。記述問題では計算結果だけでなく、導出過程も評価の対象となります。

化学

出題範囲は、高等学校で学習する全分野にわたっています。特に、基本的な概念と原理・法則などの理解度を確認することに重点をおき、問題を出題しています。また、地球環境科学部に合わせて、自然環境・環境問題を意識した問題も出題しています。いずれも物質の基本的な性質・特性を理解し、化学反応に関する基本的な計算ができれば、解答可能な内容です。

生物

生物基礎の3分野、生物の5分野から平均的に出題しています。いずれの分野でも、生物学的な基礎的事項について解答できるかを問う内容ですから、基本的な考え方が身についていれば解ける問題です。実験操作の意味や、図表の読み取りを含めた結果の解釈も問われます。生態(生物の多様性と生態系、生態と環境)の分野では、自然環境や環境問題について、広い視点から考えることも求められますから、これらの話題について教科書の内容と関連付けて考えることが役立ちます。

地学

各方式とも、例年10前後の小問を含む3~4の大問からなり、全体として30前後の設問から構成されることが多いです。宇宙・太陽系の形成・進化、気象現象や海洋・大気の大循環、地球の成り立ちや構成物質、地球環境問題や自然災害に関する基礎的知識を問います。また、それぞれの領域を横断する設問や、各領域における諸現象を表した図の解釈、計算過程を含む応用的な問題も出題されます。

情報

大問Ⅰ【情報社会の問題解決】
社会や身近な生活と関連付けて、情報に関する法規や制度、情報セキュリティの重要性、情報社会における個人の責任及び情報モラルなどの基本的な知識の理解を問う問題が出題されます。具体的には、個人情報の保護、インターネット利用に際しての不正行為・パスワード管理、SNS等でのコミュニケーションなど、情報を扱う上での個人の責任や情報技術の活用による問題解決の方法などの中から、基本的な理解を問う複数の小問が出題されます。

大問Ⅱ【シミュレーションによる問題解決】
コンピュータで情報が処理される仕組みに着目し、プログラミングやシミュレーションによって、社会や身近な生活におけるや問題を発見・解決する活動に関しての基本的な理解を問う問題が出題されます。とくに、この大問では、具体的な活動事例でシミュレーションの基本的な設計の理解や実行に際して必要となる(一様)乱数の知識、実行結果への理解が、複数の小問で問われる問題となります。

大問Ⅲ【プログラミングによる問題解決】
社会や身近な生活における具体的な活動事例の中で、プログラミングの基本である、入力と出力、代入、配列、繰り返し、条件分岐などの知識と手順・活用を、複数の小問で問う問題が出題されます。プログラム表記に関しては、大学入試センターの「情報サンプル問題」「情報Ⅰ試作問題」中にある日本語でのプログラム表記を使用します。※

大問Ⅳ【データの活用】
社会や身近な生活における問題の発見・解決に、データを活用するための基本的な理解を問う問題が出題されます。データを活用する目的に応じて、収集したデータへの理解や集計結果や統計グラフの読み取りを通してデータに含まれる傾向を判断することに関して、具体的には、身近なデータの事例で、集計結果の表の読み取り方や平均や分散、相関係数などの統計指標の知識、ヒストグラム、箱ひげ図、散布図(単回帰直線を含む)などの統計グラフから傾向を読み取り判断するための基本的な知識を小問で問う形式となります。

※共通テスト用プログラム表記の例示
 (引用元:令和7年度大学入学共通テスト『試作問題「情報」の概要』)