コンビニおにぎり、値上げの理由が気になったあなたは経済学が向いている。コンビニおにぎり、値上げの理由が気になったあなたは経済学が向いている。

経済学は、さながらミステリーの“謎解き”。「なぜ?」という好奇心こそが才能です。

解説 立正大学 経済学部教授 小野﨑 保
高校時代に読んだ『社会科学の方法』という一冊の岩波新書がきっかけで、経済学の道へ。社会を経済の視点で見ることに面白さを感じたため。「好奇心のアンテナを常に張り巡らし、知的に貪欲に」がモットー。ミクロ経済学、ミクロ経済学特論などを担当。

この文章をお読みの方のなかには、経済学は「難しそう」と苦手意識をお持ちの方もいるかもしれません。しかし、コンビニおにぎりの値上がりに対し「その理由は?」「逆に、昔は安かったのはどうして?」といった疑問を覚えたなら、きっと経済学部に向いています。

なぜなら、経済学は「謎解き」をする学問だから。コンビニおにぎりを例にとると、値上がりの理由として原料の米不足が考えられますが、米が不足している理由は?といえば、国の減反政策などが関係してきます。また、製造工場では電気が、配送するトラックには軽油が必要。どちらも世界的な原油高騰の影響を受けているため、やはりコスト上昇に関係する要素です。「この現象はなぜ起こっているのか?」と考え、データを分析して検証していく過程は、ミステリー小説の探偵が証拠を集めるのにも似ています。そして、目の前の小さなおにぎりが、やがては日本全体や世界の話へとつながっていくダイナミックな論理の連鎖は、経済学の醍醐味でもあります。

経済学にはもうひとつ大きな魅力があります。それは、間口の広さです。コンビニおにぎりのように身近な市場を研究してもいいし、歴史が好きなら江戸時代の日本経済を深掘りするのも面白い。2年次から始まるゼミナールでは、さまざまな専門分野の教員がそれぞれ研究テーマを用意しています。幅広い選択肢から、あなたの興味や個性にピタリと合うテーマを探すことができますよ。

そして、立正の経済学部といえば「フィールドワーク」です。実際に現場で観察・調査することで、座学だけでは分からないリアルな知識や経験を得ることができます。研修テーマは毎年変わりますが、過去には北海道の標茶町へ飛んで地域特性を活かしたまちづくりを学んだり、過疎が進む滋賀県長浜市を訪れ、空き家の活用法をテーマに農業体験と宿泊をセットにした「農泊」での集客を考えたり。品川区の戸越銀座商店街に活気がある理由について仮説を立て、お店の方や訪れる方に話を聞いて検証した年もありました。教員は準備が大変ですが(笑)、学生からは毎年とても好評です。

コンビニおにぎりの価格もそうですが、ラーメンを食べたり、服を買ったり、映画を観たり、私たちの生活はすべて経済学と結びついています。もし、経済の仕組みを知らなければ、おにぎりの値上げもただ理不尽に感じて終わり。ところが、経済学を知れば世の中の解像度が高まり、自分なりに物事を考える力がつきます。その力は、この先の長い人生でも大きな助けとなってくれるでしょう。

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日経で学ぶビジネススキル・アクションラーニング

日経の元記者から指導を受け、企業を取材する

2年次以降の選択科目。指導にあたるのは、日本経済新聞社で記者・デスク経験を持つ外部講師。新聞記事の作成をゴールに、学生記者となって実際に企業を取材します。その際のアポとりも取材も質問も学生自身が行うため、授業はとてもハード!そのぶん確かな実力が身につき、受講後の満足度が非常に高いのも特徴です。「読み手ファースト」な文書の書き方講座や日経新聞の要約なども行われ、「就職活動に役立った」という声が多く聞かれます。

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